時は2016年夏。戦争でぼろ負け中の日本。
爆撃から逃げている間にジョン・ピーチは家族とはぐれてしまう・・・
たどり着いたのは豊洲に建設された防空壕。
防空壕の中は歴史ものの映画で見るような土の中のあれではなく
まるでカプセルホテルの様なつくりの近代的なものだった。
「今夜がヤマだ・・・」
都内最大級のこの防空壕の場所が敵国にばれ
B-29ぽいやつが攻めて来るという知らせが入った。
「こんな所で死ぬなんて嫌だ!!」
ピーチはカプセルを飛び出し防空壕からの脱出を試みる。
「ここから出てはならぬ!」
門番に行く手をはばまれ、泣く泣く自分のカプセルに戻ると
隣のカプセルから一人の紳士が顔を出した。
もっくんだ。
「怖いのは皆一緒だ。落ち着かないのなら隣にいるといい。」
そう言ってもっくんは自分のカプセルにピーチを招き入れた。
「ありがとう・・・」
ピーチはもっくんの胸の中で涙を流し、彼はやさしくピーチの髪を撫でる。
2人は遠くから聞こえて来る爆撃の音を聞きながらただその時を待っていた。
「おい!ピーチはどこやっ!おーい!ピーチ!」
関西弁の怒鳴り声が近づいて来る。
陣内だ。
ピーチの彼氏、らしい。
ピーチは慌ててもっくんのカプセルから出ると陣内が目の前に立っていた。
「おいお前・・ど、どういうことやねん・・・」
「ち、違うの。ちがうの本当に、今さっきちょっと色々あって・・」
「何が違うねん。おかしいやろ。」
「ほんとに違うんだってばっ!」
「おい出てこい男、こんな時に人の女に手ぇだしよって!」
もっくんはゆっくりとカプセルから出て来た。
「こんな時に恋人を一人にする君も君だがな。」
かっこいい・・・
「んなんやとおおおおおお!!!」
陣内はぶち切れ。もっくんに殴り掛かるがもっくんめちゃ強い。
「やめてぇぇぇぇぇぇ!!!!」
はいっ。ここで起きました。
変な記事書いてすみません。
ピーチ的には、このあと陣内が暴走して防空壕から失踪
もっくんといい仲になるのかな♡と妄想を膨らませる土曜の昼なのでした。
おしまい